頭皮がかゆくなる原因に「菌の異常繁殖」があります。
その菌の一種が“癜風菌(マラセチア菌)”です。
脂性フケの原因でもあります。
目次
癜風菌ってどんな菌?
癜風とは、毛包に常在している癜風菌(マラセチア菌)が、温度などの誘因で増殖し発症する慢性の浅在性の真菌感染症である。
いわゆるカビの一種です。
カビと聞くと汚いイメージがありますが、この菌は常在菌の一種。
実は人の肌に常に存在する菌の一種です。
普段は何もしない菌ですが、皮脂がバランスを崩すと頭皮の問題を起こしやすくなります。
皮脂が多すぎても、少なすぎても、菌は増える
皮脂が少なすぎると、肌がアルカリ性になって細菌やカビに弱くなり、オデキや吹き出もの、とびひなどの原因に。逆に多すぎてもpHが酸性に傾きすぎたり、肌がベタついてホコリや雑菌がくっつきやすくなったりし、それらの刺激が脂漏性湿疹や吹き出もの、ニキビなどをできやすくします。
引用:読んで美に効く基礎知識
イメージ的には皮脂が頭皮にうまくコーティングされていない状態。
頭皮の皮脂バランスがうまくいかない生活が続くと、頭皮トラブルになるイメージです。
関連性が高い頭皮トラブルに脂漏性湿疹があります。
その原因は、僕たちの生活態度に問題がある場合もあります。
菌が増える原因は?
菌が増える理由は、年齢・性別・環境など多岐に起因します。
代表的な原因例をまとめてみます。
原因⑴:年齢・性別
特に男性は年齢をかさねると皮脂量が多くなります。
引用:資生堂
皮脂量自体が増えるので、年齢をかさねるとともに感じる男性も多いでしょう。(僕は30代から、一層感じるようになりました)
男性に脂漏性湿疹が多いのも、この比率が関係しています。
原因⑵:シャンプー
- シャンプーの成分が強い(頭皮に合わない)
- シャンプーの回数(頭皮に負担→皮脂バランスが崩れる)
皮脂は頭皮を守ろうとして分泌されます。
シャンプーは思ってる以上に強く、頭皮に負担になります。
シャンプーを変える場合は、自分の頭皮環境を考えて選びましょう。
脂性フケの場合は、薬用シャンプーがオススメとされています。
菌の繁殖を抑えながら、頭皮ケアができるためです。
薬用シャンプーがオススメの理由
コラージュフルフルなどが有名です。菌に有効な成分としては”ピロクトンオラミン”や”ミコナゾール硝酸塩”などが挙げられます。
原因⑶:ムレ
頭皮の乾かし方にも注意しましょう。
頭皮が濡れたままの状態だと、菌が繁殖しやすいです。
例えば帽子で頭皮がムレた状態もあまりよくありません。
湿気は菌が好む環境なので、気をつけましょう。
原因⑷:環境
デンプン菌に限らずですが、菌は”多湿”な状態を好みます。
汗のかきやすい夏は湿気も多く、皮脂がでやすい時期です。
帽子をかぶりムレる冬も菌を繁殖させやすいです。
枕カバーや帽子など、直接頭皮に触れるアイテムにも注意。
原因⑸:偏食
- 脂肪分が多い
- 糖分が多い
このような食生活も皮脂が多くなる原因の1つ。
脂っこい食生活になっていたら注意です。
脂性フケを作りやすい環境になってしまいます。
ビタミン不足や亜鉛不足も考えられます。
偏食に注意しましょう。
癜風菌はうつるの?
癜風菌はもともと常在菌なので、健康な人の皮膚にふれても問題ありません。
ですので脂漏性皮膚炎が人にうつったり、人にうつされる心配はありません。
まとめ
「皮脂のバランスが崩れる=菌が繁殖しやすくなる」です。
頭皮の皮脂とうまく付き合っていくことが、頭皮環境が良くなることにつながります。
頭皮が乾燥しやすい人にオススメ!
僕は頭皮が乾燥しやすいフケだったのですが、このシャンプーを使ったら3日でフケがなくなりました。
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