フケで心配になるのが「脂漏性皮膚炎」。
ここでは脂漏性皮膚炎について情報をまとめています。
目次
脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)とは?
体調や環境によってマラセチア菌という真菌が繁殖してしまい、頭皮にかゆみや赤み、フケなどの頭皮トラブルを起こす頭皮の病気です。
脂漏性皮膚炎の症状
脂漏性皮膚炎の症状は初期ですと皮脂が多くなり頭皮付近に大きなフケができます。匂いが気になるという方もいますが、毛穴につまった皮脂が酸化することにより匂いがするようになります。
少しすすむと炎症やかゆみなどの症状が出始めます。悪化すると頭皮の湿疹、かゆみはどんどんひどくなり、頭皮にかさぶたのようなものが目立つようになります。炎症が起きることで痛みが出る場合もあるようです。さらに炎症がすすみ悪化すると抜け毛につながる方もいます。
参照:予防医学のアンファー
脂漏性皮膚炎のチェックリスト
- フケの量が増える
- 頭皮を掻くとフケが爪にたまる
- フケが脂っぽい
- 耳の裏側が赤い
- 頭皮に赤み
- 頭皮がベタつきやすい
- 頭皮にかゆみ
- 頭皮がむける
頭皮が上記の状態の場合、脂漏性皮膚炎の可能性があります。
赤ちゃんと大人で違う「脂漏性皮膚炎」
大人だけではなく、赤ちゃんにも脂漏性皮膚炎(脂漏性湿疹と同義)が出ます。
乳児湿疹の一つで、発症率は2%~5%程で割と高い確率です。
原因と対策も大人とは違います。
赤ちゃんならではの頭皮トラブルなので、落ち着いて対応しましょう。
乳児湿疹
生後6ヶ月頃までの湿疹の総称。原因の特定が難しいため、生後6ヶ月頃までの肌トラブルをまとめて「乳児湿疹」と呼びます。
関連記事:赤ちゃんと大人で違う「脂漏性湿疹」|対処法も違うので注意
脂漏性湿疹の疑いある場合は?
皮膚科へ
放っておくとひどくなり慢性化する恐れがある脂漏性皮膚炎は、医者に相談し正しい治療法で治すことが大切です。赤みやかゆみがひどい場合にはステロイド剤と抗真菌剤であるニラゾールローションなどの塗り薬を併用し治します。特にステロイド剤などの薬を使用する場合には専門家に正しい使用方法を確認しましょう。
薬用シャンプーを使う
ミコナゾール硝酸塩やケトコナゾールの抗真菌剤の入ったシャンプーが脂漏性皮膚炎にはおすすめです。抗真菌剤はマセラチア菌などの真菌を殺菌します。
参照:予防医学のアンファー
※赤ちゃんの場合は小児科へ。大人と対策は違うので注意です。
脂漏性皮膚炎の予防策は?
シャンプーを変える
まずはアミノ酸シャンプーで様子を見るのがオススメです。(なるべく頭皮に負担をかけないため)
アミノ酸シャンプーが効かない場合、抗菌・抗炎症のある薬用シャンプーが効果的です。
シャンプーの回数にも注意です。(1日2回は多いです)
枕カバーに注意
枕カバーはこまめに取り替えるのがベストです。
むずかしい場合は、枕に”タオルを巻く”方法もあります。
タオルだと交換もラクに感じると思います。
帽子に注意
頭皮にかゆみがある場合は、帽子はなるべくかぶらないのがベターです。
帽子はムレますし、繊維が直接頭皮に触れるので、頭皮のかゆみを余計に増やしてしまうリスクがあるためです。(特にウール製のニットはチクチクするので注意)
ニット帽子の場合はウールより、アクリルやコットンの方が頭皮には優しい素材です。
栄養不足に気をつける
偏った食事になってないか気をつけましょう。
ビタミンB群と食物繊維は、皮膚の代謝を良くすると言われています。
例)頭皮ケアに良い食べ物
・ビタミンB群→レバー、ほうれん草、魚介類、豆、卵、牛乳など
・食物繊維→イモ類、海藻、キノコなど
頭皮が乾燥しやすい人にオススメ!
僕は頭皮が乾燥しやすいフケだったのですが、このシャンプーを使ったら3日でフケがなくなりました。
こちらのシャンプーです↓