ボタニカルには”植物の”という意味があり、頭皮に優しいシャンプーとして知られていますが、果たしてフケ防止に効果あるの?と気になるジャンルでもあります。
結論から言うと、シャンプーによっては効果があると思います。
たとえばさくらの森のハーブガーデンがこちら↓
僕は乾燥しやすい頭皮ですが、ハーブガーデンだと3日でフケがなくなりました。
ハーブガーデンもいわゆるボタニカルシャンプーです。
植物由来成分100%が魅力的なシャンプーです。
とはいえ、ボタニカルシャンプーでフケがなくなるとも限りません。
メーカーによってはフケ対策に効果はなく、逆に頭皮が荒れたという口コミも。(原因を調べたら、シャンプーによって意外に成分が強かったりしました)
というわけで、このページでは2つのボタニカルシャンプーを成分比較してみて、頭皮に合う合わないの原因を探っています。
ボタニストとハーブガーデンを成分比較する
比較したのは、ボタニカルシャンプーで有名な「ボタニスト(BOTANIST)」と、先ほどのハーブガーデン(HERB GARDEN)です。
フケ対策でボタニカルシャンプーを選ぶ場合は、”成分”に注目してみてください。
ボタニスト(スカルプ)の成分
ボタニストは基材が石鹸系シャンプーで洗浄力が意外に強いです。(基剤とはシャンプーのジャンルのようなものです)
- 基剤:石鹸系シャンプー
- 特徴:石鹸成分とアミノ酸成分配合
成分をチェックしてみると、割と洗浄力がある成分で構成されています。
ボタニスト(スカルプ)の全成分
水、ラウレス-4カルボン酸Na、ココイルメチルタウリンNa、ラウリルベタイン、ラウロイルサルコシンNa、ラウロイルアスパラギン酸Na、ラウロイルメチルアラニンNa、ラウラミドプロピルベタイン、デシルグルコシド、ポリクオタニウム-10、コカミドMEA、PEG-30フィトステロール、ローズマリー葉水、サトウキビエキス、グリチルリチン酸2K、リンゴ酸、ジステアリン酸PEG-150、エタノール、BG、DPG、EDTA-2Na、塩化Na、メチルイソチアゾリノン、メチルクロロイソチアゾリノン、香料
上位に位置する(含有量が多い)成分を5つチェックしてみると↓
ラウレス-4カルボン酸Na | 高級アルコール系の界面活性剤。低刺激だけど洗浄力は高い。乾燥しやすい。 |
ココイルメチルタウリンNa | アミノ酸系のアニオン界面活性剤。泡立ちがよく刺激は少ない。 |
ラウリルベタイン | ベタイン系の界面活性剤。低刺激な洗浄力 |
ラウロイルサルコシンNa | アミノ酸系の界面活性剤だが旧表示指定成分。刺激性があり。 |
ラウロイルアスパラギン酸Na | アミノ酸系アニオン界面活性剤。起泡性が高く、低刺激。 |
頭皮に刺激になる成分がいくつか含まれています。
気になった点は、最も含有量が多い「ラウレス-4カルボン酸Na」という成分が洗浄力高めだったことです。
そして旧表示指定成分があったのにも少し驚きでした。(旧表示指定成分とは国が気をつけろ!と指定した成分です)
ボタニストはハーブガーデンに比べると値段は安いですが、頭皮が敏感な人にとっては不安要素がある構成だと思います。
ボタニカルシャンプーに変えてもフケがでるのは、こういった刺激成分が原因の可能性もあります。
ちなみにぼくはダメでした。→ボタニストの使用レビュー
ハーブガーデンの成分
ハーブガーデンは主成分がハーブティの面白いアミノ酸シャンプーです。(普通のシャンプーは水が主成分です)
洗浄成分も優秀なアミノ酸で構成されている印象です。
圧倒的な植物由来成分の含有量も魅力的なシャンプーです。
ハーブガーデン全成分
水(オーガニックハーブティー),ラウロイルメチルアラニンNa,ココイルグルタミン酸TEA,ココアンホプロピオン酢酸Na,グリセリン,コカミドプロピルベタイン,ココイル加水分解ダイズタンパクK,ヤシ油(VCO),フムスエキス(フルボ酸),シンジオフィトンラウタネニ核油(モンゴンゴオイル),バオバボ種子油,ユチャ油(サザンカ油),ラフィノース,アロエバラ派エキス,ジラウロイルグルタミン酸リシンNa,クエン酸,加水分解シルク,ポリクオタニウム-10,センブリエキス,ユズ果実エキス(ユズセラミド),シロキクラゲ多糖体,ヒアルロン酸Na,サンショウ果実エキス,グレープフルーツ果実エキス,スイカズラ花エキス,プルサチラコレアナエキス,銀,アルニカ花エキス,オドリコソウ花/葉/茎エキス,オランダガラシ花/葉/茎エキス,ゴボウ根エキス,セイヨウキズタ葉/茎エキス,ニンニク根エキス,セイヨウアカマツ球果エキス,ローズマリー葉エキス,ローマカミツレ花エキス,ソメイヨシノ葉エキス,香料(アロマ精油ブレンド)
上位に位置する(含有量が多い)成分を5つチェックしてみると↓
ラウロイルメチルアラニンNa | アミノ酸系アニオン界面活性剤。適度な洗浄力と脱脂力 |
ココイルグルタミン酸TEA | アミノ酸系界面活性剤。極めて低刺激でマイルドな洗浄力 |
ココアンホプロピオン酢酸Na | 両性界面活性剤。低刺激でマイルドな洗浄力・保湿 |
グリセリン | 保湿剤 |
コカミドプロピルベタイン | 両性界面活性剤。低刺激。洗浄とリンス効果を併せ持つ |
頭皮にやさしい洗浄成分で構成されているのがわかります。
他にぼくが注目したのは、精製水(水)のこだわりと植物エキスの含有量です。
主成分はハーブティー
精製水には水(オーガニックハーブティー)が使われていて、そのハーブにはフケやかゆみの防止になるハーブも数種含まれているんです。
画像はハーブガーデンの販売ページより。
精製水をハーブ水に変えることで防腐剤も必要なくなったそうです。(そのアイデアはすごい!と思いました)
まとめ:ボタニカルシャンプーも成分次第
例えばボタニスト(BOTANIST)やラックスのボタニフィークは市販でも人気がありますが、人によってはフケやかゆみが出るといった口コミもあります。
その理由は上記のように、成分に原因があるかもしれません。
ボタニカルシャンプーといっても、頭皮によって合わないシャンプーもあります。
コレは合わない。。と思ったら、すぐにシャンプーを変えましょう!
きっと良いシャンプーに巡り合うはずです。
頭皮が乾燥しやすい人にオススメ!
僕は頭皮が乾燥しやすいフケだったのですが、このシャンプーを使ったら3日でフケがなくなりました。
こちらのシャンプーです↓